昭和時代の切手コレクションを宅配買取に出してみた

中学校時代、切手コレクションをしていました。ちょっと遠くに行った時などご当地切手を買って保管していました。ただ、子供の頃、私の家庭はとても貧乏で使いもしない切手にお金を費やすのは親からダメ、とは言われてはいないまでも、ちょっとした贅沢で、子供心に、そんなことでお小遣いを使い親に申し訳無い気持ちになりました。

何とか安く珍しい切手を手に入れる手段が無いかな、と考えていると、ふとアイデアが浮かびました。まだインターネットがない時代でしたので、図書館に行き、各国の大使館の住所を片っ端から調べたのです。そして英語で辞書片手に「私は、日本の中学生です。切手コレクションが趣味です。使い古しの切手で良いので、良かったら送ってもらえませんか。ただ、お金が無いのでお支払いができません。可能な範囲で構いませんのでタダでください」という文面を作り、英語の先生に見て貰った上で、日本にある各国の大使館に手紙を送りました(まだe-mailが無い時代でしたので手紙しか通信手段がありませんでした)。

コピーの値段が高かったので、手紙は一枚一枚手書きでした。一カ国か二カ国から返信があれば良いかな、と思い1カ月くらい立つと、次から次へ自宅に返信があり、見たこともない切手が沢山もらえました。国によっては、大きな段ボール箱が送られてきて、はて、何かな?と思い箱を開けると切手だけでなく、それまで見たこともないその国の民芸品やお菓子などが入っていました。今思えば「日本にもそんな貧しい子供いるなら施しをしなければ」と、大使館の人が思ってくれたのかもしれません。ちゃんと整理をして、学校の友人に見せるとちょっとした自慢になりました。

今そんなことをしたら、E-mailがあるので大使館へのコンタクトは非常に容易だとは思いますが、大使館に不審に思われて、そんな手厚い対応をしてもらえないかもしれません。今より緩い時代で、おまけに手書きで下手な英語だったので逆に信頼度が高まったのかな、と思います。今でも切手は大切に取っています。不便ですが良い時代でした。
そんな思いでの詰まった切手ですが、さずがに量が多いので、思い入れのあるものだけ残して切手買取 宅配に出してみることにしました。うまく換金できれば、全額募金にまわそうと思っています。